ワシントンホーソン
Crataegus phaenopyrum
ワシントンはお馴染みアメリカのワシントンですが北西部のワシントン州でなく首都のある南東部のワシントンDCです。ホーソンはホー(さんざし)のソーン(とげ)になります。サンザシ(山査子)の仲間です。単にワシントンソーンとするときもあるようだ。
初春。赤い新芽が燃えるように噴出す。徐々に若葉色に変わる。
晩春。花は春に5枚花弁の白い花を付ける。リンゴの花に似ているとも聞く。さんざしの中にピンク色の花びらをした品種も有るようだがワシントンホーソンはやはり白なんだろう。
夏。しっかりした深い緑色の葉に覆われる。
秋。赤い実と紅葉を楽しめる。葉の形は楔が入るユニークなもので、それが緑、黄色、オレンジ色と変化していくのでなかなか美しい。
冬。赤い実は鳥の貴重な餌になる。葉が落ちると、名前の由来になった大きな鋭いトゲが目立つようになる。
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サンザシ属(山査子)
世界中(ヨーロッパ、アジア、北アメリカ)に分布する 。日本のサンザシは中国から持ち込まれたもの(Crataegus cuneata)。
果実は食用されるとあるが、多分種類によりけりだろう。サンザシ酒まであるようだ。件のワシントンホーソンの果実は小さいのでリスの餌としては立派だが、人間の食用には疑問。
種類は非常に多い。Wikipedia参照ください。ワシントンホーソンの記載は以下の通り。
Crataegus phaenopyrum - Washington Hawthorn
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界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:バラ目 Rosales
科:バラ科 Rosaceae
亜科:ナシ亜科 Maloideae
属:サンザシ属 Crataegus
学名:Crataegus phaenopyrum (L. f.) Medik.異名:Crataegus cordata
科名:バラ科
和名:ワシントンホーソン
英名:Washington hawthorn; Washington thorn
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